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2017年8月5日土曜日
音楽 : Grateful Dead:CORNELL 5/8/77
今年デビュー・アルバムが発売50周年を迎えたグレイトフル・デッド。2015年7月のライヴ“FARE THE WELL”で一旦幕を閉じた彼らのライヴ史ではあるが、膨大なアーカイヴからまた新たな音源が公式発売となった。
そのキャリア中、2,000回以上ものショウを行ってきたと言われるグレイトフル・デッド。その膨大なライヴの中で、ファンの間で語り草となっているのが1977年5月8日にコーネル大学のバートン・ホールでのライヴだ。数々の名演、記憶に残るライヴを行い、デッドヘッズと呼ばれる熱狂的なファンを持つ彼らだが、このコーネル大学のライヴは、ファンの間で最も音源が盛んに収集・交換され、議論の的となったものの一つとされており、ライヴ人気投票でも必ず上位に入っているという。その評価は、グレイトフル・デッド長年のアーカイヴィストであるDick Latvalaも「この素晴らしいショウについては、言葉では言い尽くせない」と語るほどであり、事実、「アメリカ合衆国の歴史と文化において、大変重要である」として、2011年、国家保存重要録音登録制度によって米国議会図書館にライヴ音源が収蔵されている。
その伝説のライヴから40年。あの日の音源が公式音源として発売となる。3枚組CD、限定盤5枚組アナログLPレコード、そして配信で発売となる『CORNELL 5/8/77』は、バンドのライヴ・レコーディング・エンジニアであったBetty Cantor-Jacksonがサウンドボードから録音した“Betty Boards”の音源をJeffery NormanがHDCDマスタリングしたもの。ファンの間から評価の高い音源を、HDCDマスタリングすることによって、1977年5月8日のライヴがこれまでにない最高の音質で蘇ったのだ。
1977年、グレイトフル・デッドは9作目となるアルバム『TERRAPIN STATION(テラピン・ステーション)』を完成させ、7月のアルバム発売に先駆けてスプリング・ツアーを行っていた。そのスプリング・ツアーは、デッド史の中でも最高潮のライヴと多くから認識されている。その中の一公演であった今回発売となるCORNELL 5/8/77のライヴは、初期のサイケデリックなナンバー(「Morning Dew」、「St. Stephen」)から、ルーツ風の70年代初期作品(「Jack Straw」)そして、これから発売となる新作『TERRAPIN STATION』からの楽曲まで、その時点でのデッドの歴史を網羅したセットリストになっていた。勿論、今回発売となる『CORNELL 5/8/77』には、それらの楽曲が余すところなく収録されている。
「コーネル(のライヴ)は、すごい長い間、リリースして欲しい音源リストの”聖杯”的存在だった」と語るのは、今作のプロデューサーであり、グレイトフル・デッドのアーカイヴィストであるDavid Lemieux。「グレイトフル・デッドと仕事をしてきて18年以上になるが、このコーネルほど注目を集め、発売して欲しいとのリクエストを貰ったライヴは無かった。このライヴのマスターテープ音源の歴史や、これまでコレクションから漏れていた経緯を知らない者から、私のように、バンドのアーカイヴにあった穴を嘆いていた者まで、全員が、このグレイトフル・デッド史上最高の作品を隅から隅までた喜び楽しんでくれるだろう」
デッドヘッズ待望のライヴ音源が、最高の音質で蘇った『CORNELL 5/8/77』。グレイトフル・デッドの音楽アーカイヴに収蔵された“Betty Boards”音源はまだまだあるそうなので、今後のライヴ・アーカイヴ・リリースにも注目だ。
収録曲
【CD 1】
01. New Minglewood Blues
02. Loser
03. El Paso
04. They Love Each Other
05. Jack Straw
06. Deal
07. Lazy Lightning
08. Supplication
09. Brown-Eyed Women
10. Mama Tried
11. Row Jimmy
【CD 2】
01. Dancing In The Street
02. Scarlet Begonias
03. Fire On The Mountain
04. Estimated Prophet
【CD 3】
01. St. Stephen
02. Not Fade Away
03. St. Stephen
04. Morning Dew
05. One More Saturday Night
今年デビュー・アルバムが発売50周年を迎えたグレイトフル・デッド。2015年7月のライヴ“FARE THE WELL”で一旦幕を閉じた彼らのライヴ史ではあるが、膨大なアーカイヴからまた新たな音源が公式発売となった。
そのキャリア中、2,000回以上ものショウを行ってきたと言われるグレイトフル・デッド。その膨大なライヴの中で、ファンの間で語り草となっているのが1977年5月8日にコーネル大学のバートン・ホールでのライヴだ。数々の名演、記憶に残るライヴを行い、デッドヘッズと呼ばれる熱狂的なファンを持つ彼らだが、このコーネル大学のライヴは、ファンの間で最も音源が盛んに収集・交換され、議論の的となったものの一つとされており、ライヴ人気投票でも必ず上位に入っているという。その評価は、グレイトフル・デッド長年のアーカイヴィストであるDick Latvalaも「この素晴らしいショウについては、言葉では言い尽くせない」と語るほどであり、事実、「アメリカ合衆国の歴史と文化において、大変重要である」として、2011年、国家保存重要録音登録制度によって米国議会図書館にライヴ音源が収蔵されている。
その伝説のライヴから40年。あの日の音源が公式音源として発売となる。3枚組CD、限定盤5枚組アナログLPレコード、そして配信で発売となる『CORNELL 5/8/77』は、バンドのライヴ・レコーディング・エンジニアであったBetty Cantor-Jacksonがサウンドボードから録音した“Betty Boards”の音源をJeffery NormanがHDCDマスタリングしたもの。ファンの間から評価の高い音源を、HDCDマスタリングすることによって、1977年5月8日のライヴがこれまでにない最高の音質で蘇ったのだ。
1977年、グレイトフル・デッドは9作目となるアルバム『TERRAPIN STATION(テラピン・ステーション)』を完成させ、7月のアルバム発売に先駆けてスプリング・ツアーを行っていた。そのスプリング・ツアーは、デッド史の中でも最高潮のライヴと多くから認識されている。その中の一公演であった今回発売となるCORNELL 5/8/77のライヴは、初期のサイケデリックなナンバー(「Morning Dew」、「St. Stephen」)から、ルーツ風の70年代初期作品(「Jack Straw」)そして、これから発売となる新作『TERRAPIN STATION』からの楽曲まで、その時点でのデッドの歴史を網羅したセットリストになっていた。勿論、今回発売となる『CORNELL 5/8/77』には、それらの楽曲が余すところなく収録されている。
「コーネル(のライヴ)は、すごい長い間、リリースして欲しい音源リストの”聖杯”的存在だった」と語るのは、今作のプロデューサーであり、グレイトフル・デッドのアーカイヴィストであるDavid Lemieux。「グレイトフル・デッドと仕事をしてきて18年以上になるが、このコーネルほど注目を集め、発売して欲しいとのリクエストを貰ったライヴは無かった。このライヴのマスターテープ音源の歴史や、これまでコレクションから漏れていた経緯を知らない者から、私のように、バンドのアーカイヴにあった穴を嘆いていた者まで、全員が、このグレイトフル・デッド史上最高の作品を隅から隅までた喜び楽しんでくれるだろう」
デッドヘッズ待望のライヴ音源が、最高の音質で蘇った『CORNELL 5/8/77』。グレイトフル・デッドの音楽アーカイヴに収蔵された“Betty Boards”音源はまだまだあるそうなので、今後のライヴ・アーカイヴ・リリースにも注目だ。
収録曲
【CD 1】
01. New Minglewood Blues
02. Loser
03. El Paso
04. They Love Each Other
05. Jack Straw
06. Deal
07. Lazy Lightning
08. Supplication
09. Brown-Eyed Women
10. Mama Tried
11. Row Jimmy
【CD 2】
01. Dancing In The Street
02. Scarlet Begonias
03. Fire On The Mountain
04. Estimated Prophet
【CD 3】
01. St. Stephen
02. Not Fade Away
03. St. Stephen
04. Morning Dew
05. One More Saturday Night
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