「福永武彦作品 批評A」 限定500部 1966・5・20 文治堂 2400円
大日本印刷・A5判・厚紙装,丸背革・函・番号入・450頁
外国文学関係のエッセイを収録 「序」1966年1月,「掲載誌ノオト」源 高根
(福永武彦研究会)
「福永武彦作品 批評B」・限定500部 1968・10・30 文治堂 3200円
大日本印刷・A5判・厚紙装,丸背革・函・番号入(読者書き入れ)・456頁
日本文学関係のエッセイを収録 「序」1968年8月,「掲載誌(紙と印されている)ノオト」源 高根
福永において、エッセイと随筆とは明確に区別される。エッセイのみを集めた著書。腹案では、文治堂から他に小品集や随筆集を刊行するつもりであった。今でも、この「批評A・B」でしか読めない一文もあり、研究上には不可欠。
批評Bに写っている紙片には「現行の販売機構のもとでは同一番号をお届けすることは不可能ですので、第二回配本以降は読者の手で番号を御記入下さい」と記してある。この紙片はなくとも完本。
500部本は入手容易なので2冊揃で2万円~4万円だが「著者承認済限定番外200部教課用特別本」は部数の割りには市場に出てこない。「著者家蔵本26部」(総バックスキン装)は稀覯本で、市場価格は25万円前後する。
(福永武彦研究会)
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