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2014年4月30日水曜日
2014年4月29日火曜日
書籍 : 福永武彦ー世界の終り
「世界の終り」 1959・6・20 人文書院 350円
〔函タイトル上部・下部2種あり〕
内外印刷・46判・角背厚紙装・カヴァ・函・279頁
「後記」1959年5月、「福永武彦著作目録」、
カヴァ装画 駒井哲郎
「夜の寂しい顔」「未來都市」「鬼」「死後」「影の部分」「世界の終り」所収
巻末の「福永武彦著作目録」において、長篇として『死の島』が未刊、エッセイとして『ゴーギャンの世界』が近刊と記されている。函平のタイトルは、上部と下部の2種類がある。
(福永武彦研究会)
人文書院新装版
2014年4月28日月曜日
書籍 : 福永武彦ー心の中を流れる河
「心の中を流れる河」 元版
1958・2・5 東京創元社 300円
田中末吉・46判・フランス装・函・269頁
「夢見る少年の晝と夜」「秋の歎き」「風景」「幻影」「死神の馭者」「一時間の航海」「鏡の中の少女」「心の中を流れる河」所収、装畫 菅野 陽
(福永武彦研究会)
人文書院版
書跡 : 福永武彦ー愛の試み・愛の終り
「愛の試み・愛の終り」 1958・3・30 人文書院 240円
文功社・B6判・紙装・カヴァ・帯・207頁
毎日ライブラリー『戀愛と結婚』の一部として57年に執筆した『失はれた愛』を『愛の終り』と改めて、『愛の試み』に追加して一本とする。また、「挿話」として章の間に収められていた短編を、「挿話集」として後ろに纏める。その際、新しく短篇を1篇追加。
「序」58年1月,カット 深沢紅子
(福永武彦研究会)
「愛の試み 愛の終り」特製版 限定30部 1959・5・20
人文書院 400円 内外印刷・B6判・厚紙に茶和紙貼装,丸背革・函・番号入・207頁 カット:深沢紅子
1958年3月に刊行された同書元版の特製30部本。
「序」の文末に「『愛の試み 愛の終り』はここに第三刷を發行することになつたので、この機會に装幀を改め、かつ限定三十部の特製本をつくることにした。つまり作者にとつてこの小冊子が氣に入つてゐることのひとつの證據である 一九五九年四月」という追記がある。
稀少度、価格、人気ともに福永本中で上位にある稀覯本。昭和30年代までに作製された限定本は、昭和40年代、50年代の限定本ブームに乗って営利事業として造られた多くの限定本とは、本としての「格」が異なる。 内容に合った清楚で牽牛な造りは納得だが、しかし、せっかくの30部本なので、深沢紅子のカットは印刷でなく肉筆が望ましかった。 画像は、表紙と背と奥付け。
(福永武彦研究会)
「愛の試み 愛の終り」 異装版の重版
1967・12・30 人文書院 280円
B6判・紙装・カヴァ・207頁
*同書には、大別して元版・異装版(カヴァ白色)・新装版(函付)の3種がある。刷数表示が、異装版・新装版とも「重版」とだけ記されているので、(元版から通しての)正確な刷数がわからない。
(福永武彦研究会)
2014年4月27日日曜日
書籍 : 福永武彦ー愛の試み
「愛の試み」 1956・6・15 河出書房 200円
精興社・B40判・角背薄青布装・耳附濃紺和紙カヴァ・198頁
「終りに」,「福永武彦著作目録」
(福永武彦研究会)
新潮文庫特装本 10部本
私家版限定10部(非売品) 1977・1・10
詩文集「檪の木に寄せて」刊行記念銅版画展開催の記念として、
新潮文庫版を改装造本し全冊関係者への配り本とした。
(福永武彦研究会)
2014年4月23日水曜日
書籍 : 福永武彦ー夜の時間
「夜の時間」 普及版 〔カヴァ背文字に赤黒2種あり〕 1955・7・25 河出書房 120円
東京印刷・新書判・紙装・カヴァ・220頁 「附記」1955年6月 カヴァ装幀 三岸節子
(福永武彦研究会)
「夜の時間」 私家版 限定50部
1955・7・30 河出書房 非売品
東京印刷・新書判変型(112×178)・丸背厚紙装・ 函・番号入・220頁 内容は普及本に同じ
同書の普及本(新書版)は、現在数千円で入手可能だが、こちらの限定本は稀覯本であり、函付美品は20万円ほど。
福永の1960年以前の少部数限定本は、70年以降に作製された限定本に比べ人気が高く、高価である(し、そもそも市場に出てこない)。
献呈署名は、横70㎜×縦90㎜の厚紙にペンで記されており、50部の内46部が知人・編集者に贈られた。
この作品には、熱狂的な愛読者がおり、当限定本を複数所蔵している者もいるとか。5年ほど前に、草稿の一部が市場に出現した。
この50部本は、堀辰雄の『聖家族』が函も本体も真っ白な装幀なので、おそらくそれを模したものである。
(福永武彦研究会)
書籍 : 福永武彦ー『夢みる少年の晝と夜』
『夢みる少年の晝と夜』 槐書房版 79年2月刊行
*表題作のみ所収、「『夢みる少年の晝と夜』限定版ノオト」78年12月
装釘・插畫 脇田 和,檢印 森田緑山
・限定A版 50部 精興社・128×176・丸背茶山羊革スエード装・天金・布装夫婦函・ダンボール外函・番号、ペン署名入・脇田和のカラー銅版画2葉添付・103頁・頒価5万円
・限定B版 125部 精興社・128×176・丸背茶山羊革スエード装・天金・紙装夫婦函・ダンボール外函・番号入・脇田和の白黒銅版画2葉本文中に綴じ込み・103頁・頒価2万円
・著者版 26部 精興社・128×176・丸背茶山羊革スエード装・三方金・布装夫婦函・ダンボール外函・番号,エピグラム入・脇田和のカラー銅版画2葉が畳紙に入って添付・103頁・頒価8万円
3種類の限定本があり、A版は5万円、B版は2万円、著者本は非売品と明示されているが、刊行案内によると、21部のみだが8万円で一般に頒布されたようだ。
3冊共に、本文は精興社印刷による10ポイント、正漢字正仮名遣い。
表紙装幀と本文の組みは同一。ただし、B版は2枚の版画は本文に綴じ込まれている。亦、扉の題名が、著者版とA版は緑色、B版は臙脂色。
現在の古書価格は、部数が3種全て合わせて201部と少ないので、B版が3万円、A版が6,7万円、著者本は10数万以上。
この限定版本文にはかなり手入れがあるが、何故か全集版には反映されておらず、論の底本としては、この限定版に拠らねばならない。
「夢みる少年の昼と夜」 新潮文庫版 1972・11・30 新潮社 160円
塚田印刷・文庫判・紙装・カヴァ・帯・317頁
*「夢みる少年の昼と夜」「秋の嘆き」「沼」「風景」「死神の馭者」「幻影」「一時間の航海」「鏡の中の少女」「鬼」「死後」「世界の終り」所収
「解説」篠田一士,カヴァ装幀 麻生三郎
(福永武彦研究会)
2014年4月21日月曜日
書籍 : 福永武彦ー冥府
『冥府』 1954・8・10 講談社 250円
大同印刷・46判・角背厚紙装・カヴァ・帯・254頁
「ノオト」1954年7月,著者自装,帯文 石川 淳
「冥府」「水中花」「時計」「遠方のパトス」「河」所収
(福永武彦研究会)
駒井哲郎/装幀
大日本雄弁会講談社●ミリオン・ブックス
昭和31年3月25日初版●新書判 212頁 130円
大同印刷・46判・角背厚紙装・カヴァ・帯・254頁
「ノオト」1954年7月,著者自装,帯文 石川 淳
「冥府」「水中花」「時計」「遠方のパトス」「河」所収
(福永武彦研究会)
駒井哲郎/装幀
大日本雄弁会講談社●ミリオン・ブックス
昭和31年3月25日初版●新書判 212頁 130円
2014年4月20日日曜日
書籍 : 福永武彦ー草の花
『草の花』元版 1954・4・15 新潮社 300円
二光印刷・46判・丸背肌色布装・カヴァ・帯・269頁
帯文 伊藤 整・神西清,装畫 江崎孝坪
表題作のみ
(福永武彦研究会)
「草の花」文庫版 初刷本 1956・3・10 新潮社 80円
二光印刷・文庫判・紙装・帯・255頁
「解説」本多顯彰
福永文庫本のロングセラー。それだけに、画像にある1956年刊行の初刷本の帯付を見つけるのは難しい。第18刷(1967・12)で改版、新かなとなる。第62刷で再改版。
(福永武彦研究会)
福永武彦ー塔
元版
「塔」 アプレゲール・クレアトリス 1948・3・1 眞善美社 95円
秀英社・B6判・紙装・カヴァ・帯〔不明〕・235頁
「塔」「雨」「めたもるふおおず」所収 「ノオト」48年1月,著者自装
異装再版 アプレゲール新人創作選4 1948・10・10 眞善美社 130円
秀英社・B6判・紙装・カヴァ(著者自装)・235頁
同書元版は帯付と言われるも、いまだに未見。もし美本の帯付が出てくれば、3桁の声を呼ぶのではないか。また、和紙表紙装の限定版がある(50部と言われるも番号はなし)。この限定版は稀に市場に出現する。状態により10万円~20万円程度。異装再版本も余り見かけない珍本である。カヴァに「著者自装」とあるものの、どうも福永らしくない絵である。
「塔」講談社文庫版 1973・6・15 講談社 200円
豊国オフセット・文庫判・紙装・カヴァ・263頁
「解説」白井健三郎,カヴァ挿画 南 桂子
「塔」「雨」「めたもるふおおず」「河」「遠方のパトス」「時計」「水中花」所収
(福永武彦研究会)
「塔」 アプレゲール・クレアトリス 1948・3・1 眞善美社 95円
秀英社・B6判・紙装・カヴァ・帯〔不明〕・235頁
「塔」「雨」「めたもるふおおず」所収 「ノオト」48年1月,著者自装
異装再版 アプレゲール新人創作選4 1948・10・10 眞善美社 130円
秀英社・B6判・紙装・カヴァ(著者自装)・235頁
同書元版は帯付と言われるも、いまだに未見。もし美本の帯付が出てくれば、3桁の声を呼ぶのではないか。また、和紙表紙装の限定版がある(50部と言われるも番号はなし)。この限定版は稀に市場に出現する。状態により10万円~20万円程度。異装再版本も余り見かけない珍本である。カヴァに「著者自装」とあるものの、どうも福永らしくない絵である。
「塔」講談社文庫版 1973・6・15 講談社 200円
豊国オフセット・文庫判・紙装・カヴァ・263頁
「解説」白井健三郎,カヴァ挿画 南 桂子
「塔」「雨」「めたもるふおおず」「河」「遠方のパトス」「時計」「水中花」所収
(福永武彦研究会)
福永武彦ーある青春
『ある青春』普及本(画像 左) 1948・7・10 北海文學社 150円 大同印刷
134×185×9(横×縦×厚) ・フランス装 ・表紙川上澄生の木版装幀,木版挿画4葉 ・161頁
「ノオト」47年5月 帯廣,詩21篇,「附録」としてボオドレエル,マラルメ,ロオトレアモンの作品の翻訳
同特製本(画像 右) 角背厚紙表紙に和紙貼装 北海文學社
奥付け元よりなし ・139×189×17(横×縦×厚) ・本文フールス上質紙
表紙川上澄生装幀,木版挿画4葉内1葉手刷木版(落款)番号入 ・161頁
(福永武彦研究会)
2014年4月18日金曜日
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