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2012年4月30日月曜日

音楽 : 3L-01490 - Television / Little Johnny Jewel & Marquee Moon Singles


テレヴィジョンの12インチ・シングルなどでしか聴くことの出来なかったレア・ヴァージョンなどを収録した驚愕の音源集!
ブートレッグですが、オリジナルに準ずる高水準な内容です。
収録曲について述べておきます。
A-1「Little Johnny Jewel」のオリジナルは75年にOrkより発表された激レアなデビュー・7インチ・シングルでは曲の途中でフェイド・イン、フェイド・アウトを入れて、A面B面にそれぞれPart1、B-Part2の形でリリースしたものを、79年のこの再発にともない本来の形でリリースしたものです。
まるで当時オーネット・コールマンが主導していたロフト・ジャズの様なオープニングとひしゃげていて纏わり付くようなたギターが印象的な「Marquee Moon」と同系列の彼らの代表曲ですが、77年のデビュー・アルバムには収録されませんでした。
A-2「Little Johnny Jewel」のライブ・ヴァージョンは13分近い脂の乗り切った熱演(録音時期は不明ですが、78年かな)で、スタジオ・ヴァージョンよりも重めで徐々に高揚していく姿は圧巻なレア・テイクです。
A-3「Prove It」とB-1「Venus」は英国のみで出た12インチを元ネタにしているようです(曲目のクレジットしかないので悪しからず)。
B-2「Marquee Moon」も英国のみで出た12インチを元ネタにしているようで、アルバム収録と同じヴァージョンか?……ただし現状のCDよりもエンディングが40秒ほど短く、こちらがオリジナル・ヴァージョンになります。
さて困ったのはB-3とB-4の「Friction」でして、調べた限り英米ではシングル・カットされていないのです。
B-3「Friction (12 Odd melody Version)」はメロディ・ラインをオーヴァーダビングしている別テイクのようで、B-4「Friction」の7インチ・ヴァージョンとされるものは微妙ながらもミックスが違うそうです。
以下の【収録曲】に記した以上の情報がないので「Little Johnny Jewel」の2テイク以外は憶測の域を出ないのですが、いずれにしても今これに収録されているオリジナル盤を入手しようとすれば相当な忍耐と出費を覚悟しなくてはならないでしょう。
重複する曲もありますが、1枚のアルバムとして聴けるクオリティーです!

【収録曲】
A-1. Little Johnny Jewel (UK 12 Version)
A-2. Little Johnny Jewel (UK 12 Live Version)
A-3. Prove It (12 Version)
B-1. Venus (12 Version)
B-2. Marquee Moon (12 Version)
B-3. Friction (12 Odd melody Version)
B-4. Friction (7 Single Version)